「ハマことば」とは??
初めに……文献や研究により、考え方が異なる場合もあります。
※横浜・ハマことば辞典や横浜開港資料館資料(各書籍)、
ホームページを元に作成されています。
<サ行>
ザキ(佐木)
中区伊勢佐木町の上略語。あやのも、使っていますよ♪
サテン(茶店)
喫茶店。最近でも用いる人いますよね!
サーベル(sabel)
先のとがった片刃の西洋風の剣。洋剣。洋刀。
英語・フランス語でサーブル(sabre)、オランダ語・ギリシャ語でもいずれもサーベルという。これは、ドイツ語であるが、オランダ語が語源になったと言われている。明治の初め、外国の軍隊制度を取り入れたとき、将校の指揮刀や騎兵刀に採用された。
ザボン(sabao)
石鹸。ポルトガル語。スペイン語ではjabon、フランス語ではsavon。
シャボンとも言った。シャボン玉のことでもなる。
サラサ
更紗。襦袢。
ジャワ語のsarasaからきた。綿布のプリント。
サルマタ(猿股)
西洋ふんどし。
本来は、男性が用いる腰や股を覆う短いももひき。お父さん世代の方は、ご存知かもしれませんね!
サンド(sand)
サンドウィッチ。
Sandwichの下略語。「…サンド」って、沢山ありますね♪
サンボンクマデ(3本熊手)
フォーク(fork)。
確かに、そう言われると、そう見えますね☆
ジャガイモ
じゃが芋。
「ジャガタラ(Jakarta)イモ」の中略語。慶長3年(1598年)にインドネシアのジャカルタからオランダ商船によって長崎に伝来した物。
シャッポ(chapeau)
帽子。
フランス語。かぶり物。本来は、つばのついた、ラシャ帽子。
シュウマイ(焼売・shaomai)
シュウマイ。
中国語。崎陽軒は、発売開始の昭和3年以来、この旧仮名使いを用いている。ひき肉と野菜のみじん切りを混ぜ、味付けしたものを、メリケン粉の皮で包み蒸した中華料理の1種。
ショコラート(chocolade)
チョコレート。
オランダ語。英語のチョコレート(chocolate)が入る前に用いられた。
ジンジャーエール(ginger beer)
ラムネ。
ジンジンビアとも言った。明治6年頃に大流行したと言われています。
ジンバオリ(陣羽織)
チョッキ。
ポルトガル語のジバン(gibao)が「襦袢」となり、さらに「陣羽織」に変化したと考えられる。
ズック(doek)
ズック靴。ズックで造ったテント、鞄、帆等。
このオランダ語が語源。ドイツ語ではtuchである。インドから多く産出された黄麻(つなそ)の繊維の太いひねり糸を生地にして、それを厚く平織りにした織物。それで作ったズックがもっぱら知られた。
ズボン(jubon)
フランス語のジュボン(jubon)からきた。本来は、ペチコートのこと。
フランス軍制や軍服をそのまま取り入れたことからきた。また、異説として履く時の「ズボッ」と言う擬態語からきたとも言うので…面白いですね♪フランス語のpantalon´、英語のtrousersに値する。
セイラーフク(sailor服)
sailor(船員)が元々着ていた服を真似て作った女学生の制服。
明治初めのフェリス女学院が始まりと言われています。
セビロ(civil・savile)
背広。
英語のcivil clothesの下略語。または、savile rowというロンドンの有名な洋服屋街の名の下略語とも言われる。
ゾン(zon)
オランダ語。太陽。英語・ドイツ語ではsun、ポルトガル語ではsao、フランス語ではsaintである。