最初に調印された日米修好通商条約では、1859年7月4日に開港することになっていたが、結局アメリカ、オランダ、ロシア、イギリス、フランスの5カ国すべてに対して陽暦7月1日(現在の6月2日)に開港されることになりました。
もともと神奈川が開港の候補地とされていましたが、東海道沿いで外国人とのトラブルが予想されたため、当時、辺鄙(へんぴ)で取り締まりやすい横浜の地が選ばれました。横浜には水深も十分あり港として優れていたため、開港後は急速に発展しました。
当年の開港当日は特に祝賀行事も行われませんでしたが、一周年にあたる万延元年の6月2日に、山車や手踊りで街中あげて開港を祝ったのが、開港記念日の始まりです。