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開港祭からのお知らせ
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第38回横浜開港祭 ✖ SDGs ✖ 親善大使ユニホーム制作への想い

開港祭から

デザイナーインタビュー記事

第38回横浜開港祭親善大使のユニホーム案を考えてくださいました、学校法人岩崎学園横浜fカレッジの松村みさきさんより今回のユニホーム作成に対する想いを伺いました。

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今回、ユニホームのコンセプトを決めるにあたり、第38回横浜開港祭の中で『SGDsの推進』が取り込まれる事を知り、SDGsについて調べる事から始めました。持続可能な世界を実現するための17のゴールのうち【ゴール5 ジェンダーフリー】をメインコンセプトとしてデザインを考えました。

【ジェンダーフリー=性別の自由】の問題は、これまでの作品デザインへの取り組みの中で一貫して重きを置いたテーマでした。

性別に関する問題は、一番身近でありながら、意識しにくい部分。しかし、自ら動くことで明日からでも取り組める活動を推進するSDGsは、これまで掲げてきたテーマとも合致し。今回のコンセプトには最適なものでした。

「ジェンダーフリー」の歴史を語るうえで欠かせないのが女性の地位を服装から変えた「60年代」のファッションです。さらに横浜開港160周年という大きな節目を迎え、未来に向かう「希望」という点を考慮しユニホームをデザインしました。

女性の地位の大きな変化は、いろいろな形で起きていますが、その中でファッションから世の中を動かしたのが、60年代と言われています。それまで長かったスカートが短くなり、長かった髪が短くスタイリングされたことにより、女性の存在が改めて意識され、社会という歴史に女性が登場することになりました。

そこで60年代の、ミニスカートなどの特徴的なシルエットを残し、そこにキュロットを合わせることで、男性か女性か、スカートかパンツかではなく、「服装の選択肢を広げ、自由に服を選ぶことができる」というメッセージを含めたデザインを考えました。

また、カラーを決める際には、先ほどキーワードとして挙げた、「希望」という点から、「輝き」を連想し、そういった明るい意味をもつイエローを選びました。

イエローは単に明るい印象を持たせるだけではありません。

たとえば赤ちゃんが生まれる前のお祝いであるベイビーシャワーで送るプレゼントです。

男の子であれば「ブルー」。
女の子であれば、「ピンク」。

そして、『イエロー』は性別がわからない時に選ばれる色だとも言われています。

性別を意識しない色、という面でもイエローはジェンダーフリーに意味のある色だと考えています。

横浜開港祭という多くの人々が注目する場で、その顔とも言える親善大使が現代の多様化する社会に対しユニホームを通して、ジェンダーフリーを発信する。女性らしさを新たな形で表現した60年代のファッション、そして明るい未来への希望を込めて今回のデザインを完成させました。

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今回松村さんにデザインいただいたユニホームを纏った横浜開港祭親善大使と共に、6月1日、2日の開港祭当日まで盛り上げていきますので、よろしくお願いいたします。

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